浜松まつり

 静岡県掛川市の秋祭りです。数十台の屋台が市街地を巡行し、三年に一度の大祭(おおまつり)では仁藤の大獅子などの特別な余興も披露されます。(2012年撮影)


 2012年の掛川大祭3日目は夕方から局地的な雨に見舞われ、宵祭ではほとんどの屋台がビニールシートをかぶせての運行となりました。


 そのため少々風情に欠ける宵祭となりましたが、掛川駅すぐ北の通称イシバシヤ交差点付近には多数の屋台が繰り出し、提灯の明かりの下、昼間とは異なる雰囲気を楽しめました。


 翌4日目は快晴に恵まれ、午前9時頃から各町の屋台が旧東海道沿いを巡行しました。


 掛川祭における屋台巡行の見どころは、屋台同士のすれ違いにあります。


 反対方向に進む屋台同士がすれ違う際、両屋台は手木(台車の頸木部分)を重ね合わせ、役員が拍子木を打ちます。車軸が交差し、無事すれ違えたことを確認すると、両屋台のお囃子は激しい調子の徹花囃子を披露します。数秒後、屋台が完全に交差し終えると再び拍子木が打たれ、徹花囃子が鳴り止みます。


 各町の屋台には踊りなどの余興があり、他町の会所や商店前などの要所要所で披露されます。大祭年の3日目・4日目には掛川城下通りにお祭り広場が開設され、全ての町の屋台と余興を一箇所で楽しむこともできます。


 屋台巡行と余興自体は毎年行われていますが、三年に一度の大祭では大祭年のみの特別な余興も披露されます。
 その中でも仁藤の大獅子、瓦町の獅子舞かんからまち、西町の奴道中は特に有名で三大余興と称されます。掛川大祭の顔ともいえる仁藤の大獅子は、車道二車線を完全にふさぐ大きさで、日本一の大獅子といわれています。


 かんからまちは関東風の獅子三匹による獅子舞で、雄獅子2匹が雌獅子を奪い合う様子を演じます。


 西町の奴道中は島津家の大名行列をかたどったものだといわれています。


 大祭の年には、三大余興以外にも中町の桃太郎など独特な余興が披露されます。

開催日
 大祭年は体育の日を最終日とする4日間、大祭年以外は体育の日前日を最終日とする3日間。
メモ
 祭り自体は毎年開催されているが、三年に一度、丑・辰・未・戌年が大祭となる。大祭はたいさいではなくおおまつりと読む。かんからまち、仁藤の大獅子など三大余興は大祭年のみ披露され、3日目、4日目の昼間に演じられる。各町の屋台(38台)ならびに三大余興は、祭り期間中朝9時頃から21時頃にかけて掛川駅北、旧掛川城下町を各々巡行する。祭りで最も盛り上がるのは3日目、大祭年4日目の旧東海道沿い(昼間)、掛川駅すぐ北のイシバシヤ交差点付近(夜間)である。
 三大余興の行動予定図は観光協会の公式ホームページ等に掲載されるが、実際には全然全くこの通りに行動していない。屋台・余興の行動範囲は掛川駅から徒歩20分ほどの範囲内なので、この中のどこかにいると考え、自分の足で探し歩くのが利口である。
祭り期間中、掛川市内の飲食店は休業するところがほとんどである。また、祭りの開催エリア内にはコンビニが数軒あるが、大規模な交通規制のため、いずれも弁当どころかビールまで品切れになるほどの開店休業状態となる。食料、物資調達は
静岡駅か浜松駅で済ませたほうが無難。