唐津くんち

 佐賀県唐津市の祭りです。長崎くんちと並ぶ有名なくんち祭りで、鯛や兜、獅子などの形をした14台の曳山が市街地を行き交います。(2013年撮影)


 唐津市は福岡市から1時間半ほどのところにあり、電車・高速バスがそれぞれ30分間隔で運行されています。唐津駅はJR九州の駅ですが、路線が福岡市営地下鉄の延長線上にあるため、電車はJR駅ではなく地下鉄の博多駅から発着しています。


 11月2日の宵山では、19時30分から曳山が市街地を巡行します。曳山の並び順は決まっており、毎年同じ順序で運行されます。出発地点となる呉服町アーケード付近は、道幅が狭く身動きがとれないほど混雑していました。


 唐津駅前を巡行中の2番曳山・中町の青獅子です。繁華街からやや離れているためか、出発地点ほどの混雑はありませんでした。


 各山の中にはお囃子が乗り込みます。


 5番曳山・魚屋町の鯛です。唐津くんちの顔ともいえる曳山で、写真等でとりあげられることも多いです。


 巡行中、八百屋町付近と坊主町付近では長時間曳山を停めての休憩があります。夜間巡行中の曳山の撮影は暗くて難しいものがありますが、休憩中はお囃子を聴きながらじっくりと撮影できます。



 3番曳山・材木町の浦島太郎と10番曳山・平野町の上杉謙信の兜です。


 23時ちょうど、最終14番山の七宝丸が展示場に収納され宵山が終了します。通常は収納されずに唐津神社前に勢揃いするそうですが、今年は夜中から雨の予報のため、全ての曳山が隣接する展示場の倉庫に収納されてしまいました。


 翌3日の本祭・御旅所神幸は、残念ながら大雨の中での開催となりました。午前9時30分、ビニールを被せられた曳山が展示場を出発し、再び市内を一巡します。


 この日のメイン行事は、西の浜にある御旅所への曳き込み、曳き出しです。御旅所内は深い砂地になっており、重量のある曳山を懸命に動かす様子が見どころです。

 しかしながら2013年は、大雨により砂場の状態があまりに悪いため、通常の形での曳き込み行事は中止となりました。11月3日は晴れの特異日で、曳き込み中止はこれまで1度しかなかったそうなのに、残念です。


 早稲田中高前で待機中の曳山です。この天気では、やはり絵になりません。


 浦島太郎、鳳凰丸、飛龍の3台は防水加工?のようで、雨の中ビニールも被せず運行されました。


 一旦は中止とのアナウンスが入りましたが、12時過ぎに雨が小康状態となったことから、砂場内に少しだけ山を曳き入れ、変則的な形での曳き込み行事が始まりました。

 通常年は手前通路に対し直角に7台ずつの山が並ぶそうですが、今年は全14台が手前通路を向き、半円形に整列しました。御旅所で、1枚の写真に全ての山が納まるこの隊形は通常見ることができません。


 通常年は御旅所で3時間ほどの休憩がありますが、今年は神事終了後、すぐに曳き出しとなりました。

開催日
 毎年11月2日から4日
メモ
 2日は19時頃から23時頃にかけ曳山が市内を巡行する。23時頃には、唐津駅から徒歩15分ほどの唐津神社にて曳山の勢揃いがある。
 3日は9時30分から市内巡行、12時から御旅所への曳き込み、15時から曳き出しがある。
 4日は12時30分から14時30分にかけ、唐津駅前通りに全ての曳山が勢揃いする。
 2日、3日の曳山巡行は一部に大変混み合うスポットがあるが、長い距離を巡行するため場所取りをしなくとも最前列で撮影できるスポットが多い。混み合う場所への立ち入り時に支障となるし、動き回れば4,5ヶ所で撮影できるので、脚立等は持ち歩かないほうが身軽でよい。
 3日の御旅所は両脇にアスファルトの観覧スペースがあるが、大変狭いので早めに撮影場所を確保したほうがよい。
 くんち期間中の唐津市内のホテルは飽和状態であり、予約確保は非常に困難。福岡市内から通いでも宵山見学は可能だが、ダイヤ上唐津神社での曳山勢揃いは見ることが出来なくなる。
 雨天決行、完全に中止されたことはこれまで一度も無いが、豪雨時には御旅所曳き込みが中止されたり、途中散会となることもある。