西条祭り

 愛媛県西条市の秋祭りです。西条祭りとは毎年10月15日頃に市内四ヶ所の神社で行われる祭りの総称であり、その中でも10月15日、16日の伊曽乃神社祭礼は最大規模のものです。(2010年撮影)


 10月15日は朝2時頃から各地区のだんじりが伊曽乃神社に集まり、ご神体を迎える宮出しがあります。その後だんじりは各地区に戻り、15日中は自由行動となります。
 翌16日は、朝1時頃から自由行動を終えた屋台が次々と御旅所に練りこんできます。


 練りこんでくる屋台は総勢81台にもなり、互いにぶつかり合う「かきくらべ」や、だんじりを高く持ち上げる「差し上げ」で場を盛り上げます。


 ご神体が鎮座する社の前で奉納されるだんじりです。


 午前4時過ぎ、全てのだんじりが勢ぞろいした御旅所に4台の太鼓台が踊りこみ、盛り上がりが最高潮に達します。朝の3時、4時に写真のような賑わいをみせる祭りは、日本広しといえど他に見たことがありません。


 午前5時過ぎからは統一運行となり、順に御旅所を出発しただんじりは、列をなして御殿前へと向かいます。


 御殿前に鎮座するだんじりです。


 西条駅前のローソンで休憩するみこしです。お隣新居浜太鼓祭りの太鼓台とよく似た形をしており、統一運行には加わりません。


 御殿前を出発しただんじりは市内を巡行しながら、市東部の玉津橋へと向かいます。玉津橋での差し上げと休憩の後、だんじりは御旅所近くの加茂川沿いに戻り、いよいよメイン行事の宮入りとなります。


 宮入りでは、ご神体が川を渡り神社に戻ろうとし、それを防ぐように神戸地区11台のだんじりが川の中でもみ合います。ご神体が川を渡りきると同時に、2日間の祭りが終わります。


 祭りを終えただんじりは、JR西条駅前や御殿前などに再び繰り出し名残を惜しみます。

開催日
 毎年10月15日、16日
メモ
 祭りは10月15日の0時から16日20時頃まで延々と続くが、15日朝2時-6時の宮出し、16日朝2時-5時の御旅所、9時頃御殿前、14時頃玉津橋、16時-18時頃の宮入りが見どころ。16日は朝2時頃までと、5時から8時過ぎまでは見どころが無いので、この時間帯に仮眠するとよい。JR伊予西条駅から伊曽乃神社は約3km、御旅所・加茂川は約2km離れている。
市街地で最も大規模なホテル、ルートイン西条は駅よりさらに1kmほど遠い。伊予西条の市街地では、流しで営業しているタクシーの姿をほとんど見かけなかったが、電話呼び出しをすれば来るシステムになっているらしく、川入り終了後の加茂川周辺を除いてタクシーの確保は可能であった。(深夜の御旅所への行き帰りもタクシーで移動できた)。しかしながら、川入り終了後の加茂川周辺だけは道路が大渋滞するので、このときだけは物理的に駅まで歩くしかない。
 当日は元々少ない市内の飲食店はほぼ休業しており、コンビニ・露店以外での食糧確保が困難。写真撮影時の場所取りは、宮入り以外必要ない。加茂川の伊曽乃神社側河川敷には、堤防上から宮入りを撮影できるスポットがあるが、この場所のみは大変混雑するので2-3時間前には場所取りが必要。川入りは大変暗い中行われるので三脚必須、明るめの望遠レンズがあると良い。