日高火防祭

 岩手県奥州市の伝統行事です。その名の通り防火祈願のために始められた祭りで、子供たちが雛壇上にならぶ囃子屋台が目を引きます。(2012年撮影)


 日高火防祭はJR水沢駅の徒歩圏内で開催されるので、訪問の際は新幹線の水沢江刺駅を利用するより、一ノ関駅または北上駅で在来線に乗換え、水沢駅で降りたほうが便利がよいです。


 この祭りは桜の満開の時期と重なり、北上展勝地や世界遺産平泉などの周辺観光地もベストシーズンを迎えます。


 4月29日の本祭では、朝8時からの神事などののち、奥州市役所前を起点に13時から屋台運行がはじまります。
 屋台運行では、消防団の纏振りを先頭に、各町の町印、打ち囃子、囃子屋台が旧水沢市街地を練り歩きます。
 町印には火を表す赤玉と水を表す馬簾があり、台車部分に各町の印が描かれています。打ち囃子は歌舞伎の舞台のような屋台に小さな男の子が乗り、太鼓を打ちます。



 メインとなる囃子屋台では、15-20人の小学生の女の子が雛壇上に3-4列に並び、小太鼓を打ちます。その上には年配の師匠格数名が並び、最上段では二十歳前後の女性5名が三味線を奏でます。


 市中心部の駅通り商店街では、その年に25歳と42歳になる地元出身者達が厄年連を結成し、よさこいや創作舞踊を披露していました。


 昼の部終了後は小休止をはさみ、19時から水沢駅前にて相打ちが始まります。相打ちは日高火防祭のメインともいえる行事であり、その年の当番町がその他8組と対峙しながらしながら、太鼓、囃子を奏であいます。




 相打ちを終えた屋台は駅通り商店街に移動し、数組毎に揃って囃子を披露する揃い打ちをします。揃い打ちを終えた屋台は各町に戻り、その年の祭りが終了します。

開催日
 毎年4月29日
時間
 昼の部は13時15分から16時ころ、夜の部は19時から21時頃
メモ
 火防祭の行事は、前述の通り全てJR水沢駅徒歩圏で開催される。新幹線水沢江刺駅と水沢駅は遠く離れており、もともと便数が少ない連絡バスは祭り当日全て運休するので、JRで訪問の際は一ノ関駅か北上駅から在来線を利用すること。祭り終了後、青森-仙台までは容易に移動できるが、東京までは終電ぎりぎりの時間帯となる。
撮影日:
カテゴリ: 東北