アンガマ

 八重山地方に伝わる旧盆行事です。旧暦7月13日―15日の期間中、あの世から帰省したご先祖さまの一行が家々を練り歩きます。お面をまとった翁(ウシュマイ)と媼(ンミー)の珍問答が面白いです。(2011年撮影)



 アンガマは本来仏壇のある家を回るものですが、石垣市街ではホテルや飲食店、老人施設なども訪問し、訪問場所は毎年地元紙で公表されています。住居表示が整備されていない石垣島において一般家庭の開催場所を見つけ出すのは難しいものがあるので、まずはこれらの施設で見学し、その後一緒に移動するとよいかと思います。写真は大浜地区の居酒屋駐車場での演舞です。


 登野城地区にて、移動中の一行を見つけました。


 一行は次の訪問先に到着すると、まずはそのご家庭の仏壇に手を合わせ、お線香をあげます。


 続いて、ウシュマイ、ンミーが踊りを舞いながら、前庭に陣取る観客と問答を繰り広げます。方言なので内容がよく分かりませんが、「ウシュマイはあの世からどうやってここに来たか」「自転車で!」のような、ユーモアのある内容になっているようです。質問をする人とウシュマイが、うわずった高い声でやりとりしているのも面白いです。



 その後約1時間の間、花笠をかぶりサングラスをかけた花子の踊りと、ウシュマイの踊り、問答が交互に繰り返されます。花子達はウシュマイ・ンミーの子孫であり、男でも女でもないとのことす。各青年会毎にスタイルや裏声の出し方が少しずつ異なるので、比較するのも面白いです。



 市街地アーケード街、あやぱにモールにある「ゆんたく家」には、早い時間帯に各地域のアンガマが訪れます。ここは赤瓦の家を模した造りになっており、観光客向けにやりとりも標準語で行われるので、初めて見る方にお勧めです。

開催日
 旧暦7月13日から15日(新暦の8月中旬から9月上旬頃)
時間
 19時頃から24時頃(石垣市街の場合)
メモ

 石垣市街の場合、アンガマ6団体、エイサー2団体がそれぞれ別個の場所を1日3,4箇所ずつ巡回する。一箇所あたりの滞在時間は1時間程度。訪問場所とおおまかな時刻は、開催前日(旧暦7月12日)頃の八重山毎日新聞に掲載される。
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撮影日:
カテゴリ: 八重山