小浜島結願祭

 小浜島で毎年秋に行われる祭りです。その年の豊作を感謝し、ミロクや福禄寿、年によってはここでしか見ることの出来ないダートゥーダーも登場し、秘祭である豊年祭に次ぐ小浜島の一大行事となっています。(2007年撮影)



 朝8時半頃から、ミルク様や獅子舞、踊りの参加者などが会場となる嘉保根御嶽に集まり、境内を一周します。



 棒術です。石垣の豊年祭で見られるものより一回り大きな、独特の棒を使っています。


 10時半頃境内での行事が終わり、役員による祈願の後舞台芸能に移ります。


 舞台芸能では、最初に南北両組の総見せ(座回り)があります。まずはミロクを初めとする北組、続いて福禄寿を中心とする南組が入場し、獅子舞などその日の参加者一同を従え舞台を一周します。


 舞踊小浜節です。小浜節は小浜島を代表する民謡で、黒く裾の長い独特の衣装で演じられます。


 福禄寿です。八重山各地にいらっしゃるミルク様とよく似ていますが、この方だけは別の名前がついています。



 始番狂言を皮切りに、南北両村により様々な芸能が演じられます。


 鍛冶工狂言は琉球王朝時代の鍛冶の様子を描いた狂言です。この時代の沖縄には鉄が無く、農具を制作するためには大和から鉄塊を輸入する必要があったそうです。竹富島種子取祭にも同様の演目がありますが、牛さんが舞台を歩き回るのは小浜島だけです。


 鷲の鳥節は代表的な八重山民謡で、正月の朝に太陽を目指し鷲が飛び立っていく様子を表しています。他の島では座開きに演じられることが多い演目ですが、ここではなぜか最後の締めに演じられました。弥勒節同様、最初に行う島もあれば最後に行う島もあるようです。

開催日
 旧暦8月から10月、暦が己亥、庚子、辛丑と続く3日間のうち庚子
メモ
 西表の節祭も同様の暦で行われ、旧暦8月から10月にこの暦が2回ある年以外は同一日開催となる。朝8時半頃より棒術・獅子舞、10時頃よりミロク・福禄寿、11時頃から16時頃まで舞台芸能、年により16時過ぎダートゥーダーが行われる。ミロク・福禄寿は午前中のみ会場内におり、午後は現れない。当日は集落内に昼食可能な施設なし。集落とは離れたところにあるリゾートホテル群のレストランは通常通り営業していた。港前のレンタサイクル、バイク屋も通常通り営業していた。
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撮影日:
カテゴリ: 八重山