宮良のイタシキバラ

 石垣島宮良集落の旧盆行事です。旧暦7月16日の夜、宮良公民館前で獅子舞や踊りの奉納があります。最初のうちは伝統的な舞踊が多いですが、時間が経つにつれて奇抜な格好をした人達が増えていき、秘祭である豊年祭とは異なる開放的な雰囲気が楽しめます。(2008年撮影)


 20時頃より、獅子の胴元である民家(トゥニムトゥ)において獅子舞と巻き踊りがあり、行事がスタートします。


 続いて国道沿いの御嶽でも奉納芸能があります。


 オーセは赤瓦屋根の建物なので、公民館前での行事よりも絵になります。


 21時頃より公民館前でメイン行事が始まります。公民館前での行事は、毎年必ず獅子舞からスタートすることになっているそうです。宮良の獅子は3匹おり、まずは子供の獅子が1匹で舞ったのち、両親も現われ3匹での舞となります。 獅子舞に続き、再び長老や神司達による巻き踊り(ニンブジャー)があります。


 ニンブチャーです。この時に歌われる歌や人々の動きは、小浜島の盆行事におけるものと非常に良く似ています。


 ニンブジャーが終わると奉納芸能、アンガマ踊りの時間となります。長老達の真向かいに陣取る花笠にサングラスの一団が、赤馬節など宮良発祥の芸能やそのほかの舞踊を数人一組で披露してきます。


 舞踊研究所の子供たちによる奉納です。宮良のイタシキバラにおけるアンガマ踊りでは、石垣島の他地区で一般的なウシュマイ、ンミーは現われません。また、最初のうちは花笠で正装した人達の真面目な踊りが多いですが、夜が更けるにつれ唖然とさせられるような出し物が増えていきます。


 地謡の方々が三線を置いて休憩に入ったかと思うと、大音量のテープ放送がかかり、突拍子もない格好をした人々が闇から現われました。


 先ほどまで舞踊研究所の子供達がいた一角が、乱入してきた化け物達に占拠されました。着物で正装した長老達ととのギャップが非常に面白いです。それでも長老達はピリピリした雰囲気ではなく、楽しそうに彼らの踊りを見物していました。

開催日
 旧暦7月16日 20時頃から深夜迄 宮良公民館周辺にて開催
メモ
 20時頃より公民館裏手の民家、20時30分頃より国道沿いの御嶽で巻き踊りと獅子舞の奉納を行ったのち、21時頃より公民館前でメイン行事がある。公民館前では最初に3匹の獅子による獅子舞があり、続いてアンガマ踊りや奇妙な格好をした人達の踊りが断続的に繰り返される。宮良のアンガマ踊りにはウシュマイ、ンミーは現われない。また、夜が更けるにつけ奇妙な踊りの比率が高まっていく。
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撮影日:
カテゴリ: 八重山