西表島大原まつり

 西表島大原集落の夏祭りです。他集落でいう豊年祭にあたりますが、イベント色が強くあえて豊年祭とは名乗りません。新城島結願祭でも演じられる伝統芸能や、ゲストライブ、花火などをよりオープンな雰囲気の中で楽しめます。(2010年撮影)


 会場は高速船が発着する大原港のすぐ近くにあります。


 17時頃より、集落内をミルク様や旗頭が巡回します。


 大原神社では旗頭が奉納されます。祭りがあえて豊年祭を名乗らないのと同様、ここも「御嶽」ではなく「神社」です。これは、大原が昭和に入ってから開拓された新しい集落であり、祭りや神社も、伝統に根ざした神事というよりは、移民達の結束を高めるため、楽しむためのものであるからとのことです。


 17時半過ぎ、集落内を回り終えた旗頭・ミルク様が会場入りします。


 会場の出店です。ビールやつまみを片手にステージを楽しむ豊年祭、というのは他には存在せず、本当にイベント色が強いです。あの島の豊年祭と同じ方々がされているとは、とても思えません。


 婦人会による大原音頭の踊りです。


 一番狂言です。新城島の結願祭で演じられるものと全く同内容でした。


 創作壮年太鼓です。このほかにも御前風・大原口節などの舞踊、小中学生による空手演舞などがありました。


 こちらも新城島郷友会による演目、二番狂言です。


 獅子舞です。


 旗頭をバックに、獅子舞を盛り上げる鉦と太鼓です。


 獅子にかまれ、泣き叫ぶ子供です。これで第一部が終了し、小休憩の後ゲストライブなどの第二部が始まります。


 大原出身の高校生による舞踊高那節です。


 この年のゲストライブは西表島船浮出身の池田卓さんでした。同じ西表島といっても、東端の大原と西端の船浮では50km以上離れており、かつ船浮は再度船に乗らなければ行けない陸の孤島のため、子供の頃の池田さんにとって、大原とは遠くにある大都会だったそうです。


 池田卓さんのライブで盛り上がる観客です。


 ゲストライブ終了後、参加者全員による巻き踊りがあります。それまで適当に?ステージを見ていた観客達が一斉に輪になって踊る姿には、地域の強い結束力を感じました。


 巻き踊りが終わると会場の照明が落とされ、海上に花火が打ち上げられます。


 21時半頃、万歳三唱で祭りが締めくくられました。

開催日
 新暦8月第一土曜日、またはその前後の土曜日
メモ
 開催日は8月第一土曜日を基本とするが、旧盆、新城島豊年祭など旧暦行事との兼ね合いにより、一週間前後の土曜日に行われることもある。当日は17時から大原集落内のミルク行列、17時半頃21時半頃まで会場でのイベントがある。ゲストライブは20時半頃、花火は21時15分頃。当日、大原地区の民宿は営業していないか満室のところが多いが、徒歩25分ほどの大冨集落や、それ以遠の民宿では祭りの影響は無く、通常通りのところが多いようだった。石垣島日帰りでの見学不可、夜間臨時便等無し。(2010年現在)
撮影日:
カテゴリ: 八重山