西表島節祭

 西表島祖納・干立地区に伝わる伝統行事です。農作業上の年度変わり、正月儀礼の祭であり、今年の豊作感謝と来年の豊作祈願を目的とし行われます。他島の豊年祭でも見られるミルク様のほか、オホホやフダチミなどここでしか見られない芸能もあります。500年もの伝統があり、国の重要無形文化財に指定されています。(2009年撮影)


 前回は祖納集落をメインに見学したので、今回は干立集落をメインに見学します。朝9時頃干立集落に到着すると、公民館では準備の真っ最中でした。



 しばらくして、旗頭を先頭にヤフヌティが始まります。祖納のヤフヌティは男性だけで行いますが、祖納では女性も参加します。



 干立のハーリーです。


 ハーリー終了後、すぐ近くにある御嶽に会場が移動します。


  棒術です。


 ミルク様です。祖納のミルク様は行事中常に会場にいますが、干立では御嶽にしか現れません。



 続いて干立独特の道化神、オホホが現れ、オホホー、オホホーと叫びながら会場内を走り回ります。ミルク様は八重山のほとんどの集落にいますが、オホホは干立でしか見ることができません。


 干立の獅子舞です。



 この年は両集落の開催時刻が微妙にずれていたので、干立の行事終了後、すぐに祖納の前泊海岸に移動します。祖納ではハーリー行事が終わり、ヤフヌティが始まったところでした。



 祖納のミルク様です。


 フダチミです。全身黒づくめのこのお方も、祖納の節祭でしかお目にかかれません。


 祖納の棒術です。


 旗頭を中心に、女性たちの巻き踊りです。

開催日
 旧暦8月から10月、暦が己亥、庚子、辛丑の日と続く3日間のうち庚子
メモ 
 小浜島結願祭とは同日の開催となることが多い。開催時刻は潮の満ち引きに影響されるため、年により大きく異なる。日の出から日没までの間で変動し、日帰りでは行事の一部を見られない可能性が高いので、訪問の際は西表島に前後泊するよう計画した方がよい。両集落の行事は開催時間帯が重なり、掛け持ちできない年が多いが、年によっては微妙にずれ両方見学できることもある。祖納から星立までは徒歩20分程度、両集落とも集落内の空き地に駐車可能。
 高速船の発着する上原港から両集落までは約10kmほど離れているが、高速船の発着に合わせ全便対応で無料送迎バスが運行されている。上原航路欠航時は東部大原港から一部の便に限り無料送迎バスが運行される。上原航路は冬季間欠航が非常に多く、運行される日のほうが稀なので、大原回りで1時間余計にかかることを予め計画しておくこと。
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撮影日:
カテゴリ: 八重山