竹富島種子取祭

 竹富島に伝わる伝統の祭りです。豊作祝のおまつりで、2日間にわたり数多くの伝統芸能が奉納されます。国の重要無形民俗文化財にも指定されています。(2008年撮影)


 1日目、主事宅への参詣を済ませた神司達が世持御嶽に入場し、参加者一同で出迎えます。



 その後、庭の芸能が始まります。庭の芸能は両日とも同内容で行われます。写真は棒術と腕棒です、女性が2人1組で空手のように組み合います。ユイ、ユイとのかけ声が面白く、地元のおばさん達にはやたらと人気がありました。庭の芸能終了後、舞台芸能が始まります。


 竹富島のミルク様です。1,2日目とも、舞台芸能の2番目に登場します。ミルク様が登場するのはここだけで、他島のようなミルク行進はありません。


 鉄が貴重品であったころの鍛冶の様子を描いた狂言、鍛冶工狂言です。


 海さらしです。反物づくりの様子を演じます。


世曳きです。



伏山敵打です。主君を殺され、逃げ延びていた若君と忠臣が敵討ちを果たすという物語です。



 三助の人情です。ほかの演目は毎年演じられる八重山か沖縄の伝統芸能ですが、この演目は何年かに一度しか演じられない、標準語で演じられるドタバタ喜劇です。


 舞台芸能1日目の最後は、曽我の夜討です。



 舞台芸能終了後は、あいのた、いんのた、仲筋の三集落に分かれユークイが行われます。ユークイは一軒1時間程度で、午前3時頃まで集落内の家々を回ります。



 2日目も、庭の芸能から始まります。写真は祝種子取とウマヌシャーです。


 長者です。1日目、2日目とも舞台芸能の最初に行われる演目で、1日目は国吉家の当主、2日目は生盛家の当主が豊作祈願を行い、神様に舞台芸能開始の許可を得ます。


ミルク様です。


 シドゥリャ二です。


 する掬いです。する(キビナゴ)取りの様子を舞踊化したもので、カゴをもったおじさんの動きが笑いを誘います。


 主君を殺された際、幼い若君を連れ生き延びた忠臣と、隠居していたその父親が力を合わせ敵討ちを果たす物語・父子忠臣です。


 農家の夫婦が猿引きに合い、猿の芸能を楽しむ物語、畑屋の願いです。猿役の子供の動きがコミカルで面白かったです。


 サングルロは、黒頭巾をかぶり、長い糸で顔を隠した女性達の踊りです。他の舞踊とは明らかに雰囲気の異なる踊りで、飛び跳ねたり転がったりします。


 種子取祭のトリを飾る鬼退治では、福仲親雲上が鬼にさらわれた子供を取り返し、鬼退治を果たします。

開催日
 旧暦9月から10月の庚寅、辛卯の2日間(新暦の10月から11月頃)
時間
 (1日目)5時半頃から7時頃ミロク起こしの儀と歓待の儀式、9時半頃から11時頃庭の芸能、11時頃から18時頃舞台芸能、18時頃から翌朝3時頃ユークイ。
(2日目)5時から7時頃イバン返還の儀式と歓待の儀式、9時半頃から11時頃庭の芸能、11時頃から17時頃舞台芸能。
メモ
 竹富発最終便は通常17時45分だが、例年1日目は舞台芸能終了直後と22時頃に石垣行き臨時便が運行される。2日目は最終便時刻までに行事が終了する。
 港から会場まではシャトルバスがピストン運行されている。22時頃の臨時便に接続するバスはないので、この場合集落から港まで20分強歩かなければならない。当日レンタサイクルは休業しており、シャトルバス以外の移動手段は徒歩のみ。水牛車等の観光コースも休み。食事は昼、夜とも複数の店が営業しており、日帰りや素泊まり宿に宿泊の場合でも心配はない。島内の民宿は、種子取祭の日は受付開始と共に満室となる。(2008年現在)
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カテゴリ: 八重山