土地公祭

 石垣島中央部、名蔵集落で行われる秋祭りです。この集落に多い台湾出身者達により行われ、八重山の文化では結願祭にあたります。


 土地公祭の会場となる名蔵御嶽です。旧暦8月15日に行われるものとばかり思っていましたが、今年は8月15日直前の日曜日である本日行われるとの記事を新聞で見つけ、慌てて会場入りします。


 お供え物の豚の丸焼きです。一昨年は3頭ありましたが、2007年は1頭のみの提供でした。開催日変更について華僑達の間でも周知徹底が図られていないようで、参加者も少なく寂しい土地公祭でした。


 11時半、市長と華僑総会長の挨拶で祭りがはじまり、中華風の華やかな神像の前には多数の線香が供えられます。


 お供え物の先にある神像に向かって拝みをする人々です。開催されている場所は間違いなく沖縄の御嶽ですが、雰囲気は明らかに他の祭とは異なります。参加者達には沖縄方言を話す人もいれば台湾語を話す人もおり、ここがどこだか一瞬分からなくなります。


 会場となる名蔵御嶽は長年神司不在が続いてましたが、この年復活したとのことで、土地祭でも祈りをささげていました。沖縄の神司と中華風の鮮やかな飾りの組み合わせは、この御嶽でしか見ることができないものでしょう。


 あの世のお金をドラム缶で勢いよく炊き上げる人々です。沖縄でいうところのウチカビにあたるものですが、厳かな雰囲気の中で燃やすそれとは異なり、ドラム缶で威勢良く炊き上げます。またその目的も「あの世でご先祖様がお金に困らないため」というより、「たくさん燃やし、現世でお金持ちになるため」なのだそうです。


 地元の民謡研究所による奉納芸能です。以前は華僑達による奉納芸能も行われていましたが、近年では招待団体による沖縄の芸能しか行われていないとのことでした。


 神像の前に供えられたお供えです。


 13時頃、次年度の主催者である爐主を決める儀式が行われ、全ての行事が終了します。

開催日時
 毎年旧暦8月15日頃 11時30分頃から13時頃
メモ
 石垣市街から車で15分、名蔵集落内名蔵御嶽で開催。少し分かりずらい場所にあるので、早めに集落入りし地元の人に場所を聞いたほうが良い。会場近辺に駐車可能。2006年度までは毎年旧暦8月15日当日に開催されていたが、2007年度は旧暦8月15日直前の日曜日に開催された。2008年以降は、年により最寄日曜日に開催されることもあれば15日当日のこともある。
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撮影日:
カテゴリ: 八重山