与那国島祖納豊年祭

 日本最西端の島・与那国島の豊年祭です。地理的に大きく離れているためか、八重山他島の豊年祭とは似ているようで異なる点が多いです。(2006年撮影)


 与那国空港に貼られていた豊年祭の開催を告げる張り紙です。与那国への航空便は本数が少ないので、豊年祭を見学するためには前日、当日と2泊する必要があります。


 まつり前日、17時頃からは十山御嶽前で旗頭と太鼓の奉納がありました。


 当日朝9時、みこしパレードが町役場を出発し町内を練り歩きます。みこしには本土風のご神体ではなく米俵が乗っていますが、スタイル的には本土の神輿そのものです。


 1時間ほどで町内パレードが終了し、十山御嶽にみこしが奉納され昼休みとなります。


 御嶽にたなびく旗頭です。2年に一度、西暦奇数年は昼休みの時間帯に大綱引きがあるそうです。


 14時、十山御嶽での奉納芸能がスタートします。まずは座開き、与那国島独特のンヌン(太鼓)があります。与那国の太鼓はとても長い時間続けられ、他の演目の引き立て役ではなくそれ自体が一つの演目となっています。


 奉納舞踊は東・西・嶋仲の3組により行われます。


 座開きにて、公民館役員とかぎやで風を踊る女性達です。


 祖納豊年祭の奉納芸能は、棒踊り関係の演目が多いです。中でも長刀を用いたティンパイという演目は大変見ごたえがあります。演者達が舞台上を飛び跳ねるンビチ棒も面白かったです。


 17時過ぎに各組の奉納舞踊が終了し、参加者達は自分たちの地区へ帰っていきます。道中の要所要所では、与那国独特の輪になって太鼓を叩く踊りや旗頭の奉納がありました。


 与那国の旗頭は他の島と比較し幾分小ぶりで、持ち手は手のひらに竿を持ち、頭の上まで持ち上げます。


 日没と同時に、十山御嶽ではドゥンタが始まりました。ドゥンタとは与那国島にしか見られないファイヤーストームのような行事で、焚き火の回りを島民達が輪になって踊ります。30分程の踊りをもって、この年の豊年祭行事が全て終了しました。

開催日
 旧暦6月中
案内
 祖納集落内の十山御嶽で開催。前日17時-18時頃太鼓と旗頭の奉納、当日9時-10時町内みこしパレード、14時-17時奉納芸能、日没直後の30分間程度ドゥンタ。2年に一度、西暦奇数年はみこしパレード後に大綱引きが行われる。全日程を見学するためには前後泊し、与那国に2泊することが必要。2006年現在、豊年祭見学目的と思われる観光客はほとんどおらず、宿の方に聞いても通常通りの混み具合とのことであった。
撮影日:
カテゴリ: 八重山