石垣島四ヶ字豊年祭

 石垣島市街地の豊年祭です。石垣島中心部にあるの新川、登野城、石垣、大川地区が合同で行うこの祭りは、八重山各地で行われている豊年祭の中でも最大規模のものです。(2015年撮影)


 豊年祭1日目のオンプールは、四地区がそれぞれの御嶽に分かれて執り行います。登野城地区の天川御嶽では14時から行事が始まります。


 登野城の旗頭・天恵豊です。前年に引き続き、2015年の四ヶ字豊年祭は台風接近下での開催となりましたが、台風の動きが予想よりも遅かったため、一日違いで大きな影響はありませんでした。


 八重山高校郷土芸能部の踊りです。



 登野城では行事の一番最後に棒と獅子舞があります。登野城の獅子使いは複数名おり、棒術のような踊りも披露します。


 字石垣のオンプールは、15時半頃から宮鳥御嶽にて開催されます。写真は女性たちが旗を持って踊るキヤリノザイです。


 幼稚園児たちの旗頭と棒術です。幼いころからの英才教育があってこそ、伝統行事がこれだけしっかりと受け継がれているのですね。



 字石垣の棒術と獅子舞です。登野城では舞台芸能の後、行事の最後に棒と獅子舞がありますが、石垣では舞台芸能の前に行われます。


 舞台芸能です。



 大川地区は16時から、海星小学校横の大石垣御嶽にて開催されます。登野城・石垣とは開催時間がずれていますので、両集落での行事が終了してから訪問するとよいと思います。


 翌2日目はムラプールとなり、四ヶ字と市内各団体が新川の真乙姥御嶽に集結します。


15時半頃、主催者である字新川の神司、役員が御嶽に入り、ムラプールの行事が始まります。



 その後各字、高校、農協などの団体が次々に芸能を奉納していきます。


 婦人会の巻き踊りです。


 八重山農林高校の郷土芸能部です。



 各団体の奉納終了後、18時頃から五穀の種子授けの儀式があります。この儀式は主催者である新川の旗頭に導かれ、神様から司に五穀の種子を渡すもので、これにより来年の豊作が約束されるといわれています。


 無事に種子が渡されると、次はアヒャー綱となります。アヒャー綱は女性のみで行われる儀式で、東と西に分かれた大綱のつなぎ目に心棒をいれ、2本の綱を結び合わせます。結び終わるとガーリーを踊り、無事に綱が結ばれた喜びを表します。



 アヒャー綱にて真乙姥御嶽前での行事は終了し、200mほど西の綱引き会場へ移動します。


 全団体の移動が完了したころ、ちょうど日が暮れます。


 再び八重山農林高校郷の土芸能部が踊りで場を盛り上げます。


 東から長刀、西から鎌を持った武者が現れ、勇壮なツナヌミンが演じられます。


 東西に分かれての大綱引きで5時間にわたるムラプールが終了します。

開催日
 旧暦6月、暦に癸、甲がつく日に行われることが多い。
メモ
 開催日は新暦の7月中旬から8月上旬頃であり、1日目は市内四ヶ所の御嶽でオンプール、2日目は真乙姥御嶽でムラプールが行われる。オンプールは字新川(長崎御嶽)、字登野城(天川御嶽)は14時から、字石垣(宮鳥御嶽)は15時30分から、字大川(大石垣御嶽)は16時からいずれも3時間程度行われる。
 ムラプール・・・新川の真乙姥御嶽周辺で15時半頃から20時頃まで行われる。奉納芸能は16時から18時頃、五穀の種子授けの儀、アヒャー綱は18時頃、ツナヌミンは19時半過ぎ。ツナヌミン、大綱引きは真乙姥御嶽から西に200m程移動したところで行われる。
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カテゴリ: 八重山