
能登地方の中心都市、七尾市を代表する祭りです。
毎年大型連休中に実施され、でか山祭りの別名通り、ビル4階相当、高さ12メートル、重さ20トンもの曳山が市街地を練り歩きます。能登半島地震を乗り越え、25年は例年通り開催されました。


5日は午前11時ころ、三台の山が能登食祭市場に勢ぞろいし、正午から七尾駅前に向けて巡行を開始します。

七尾にあるほとんどの建物よりも大きい山車が、人力だけで巡行、回転する様子は圧巻です。

4日は道幅が狭い路地を中心に巡行しますが、5日は幹線道路がメインですので、撮影は5日のほうがしやすいです。


山は出店と多くの人で混雑する道路を巧みに運行し、七尾駅に向かいます。

山の前では男性たちが、お囃子で音頭を取ります。

梃子を用い、細かく動きを調整します。

駅前での行事を終えた山は、折り返し中間地点の仙対橋へ向かいます。

仙対橋では最後の勢ぞろいがあります。
開催日
でか山巡行は毎年5月4日、5日
撮影メモ
行事はJR七尾駅前から能登食祭市場付近にかけての1キロ四方のエリアで行われる。4日は午後零時半から午後2時まで、大地主神社に三台の山が勢ぞろいしたのち巡行を開始する。5日は午前11時に能登食祭市場前に勢ぞろいし、七尾駅前に向け順次運行する。大変混雑するが、観客と巡行参加者の動線が特に分かれておらず、移動しながらの撮影となるため場所取りは特に必要ない。大地主神社勢ぞろいや路地内巡行など、狭い場所での撮影には20mm程度の広角レンズが必要。ジンバルを用いて動画を撮影する際は、山の天井で水平をとってしまい、水平が狂いやすいので注意が必要。当日の特急能登かがり火は、金沢発はあまり混まないが、巡行終了後の七尾発は大変混雑する。

