高岡御車山祭

富山と金沢の中間に位置する、高岡市を代表する祭りです。

街を拓いた加賀藩二代目、前田利長が、豊臣秀吉から贈られた御所車を町民に与えたのが始まりだとされ、花型の飾りをつけた山車が旧市街地を練り歩きます。

前夜祭

1609年に始まったとされるまつりは、富山県各地に伝わる山車祭りの中でも最古のもので、現在では毎年5月1日に本祭、前日4月30日に前夜祭が行われています。前夜祭では駅から徒歩15分の御車山会館とその周辺で、3台の山車がライトアップ展示されます。

ライトアップされた花飾りは、とてもきれいです。

本祭

本祭当日は、午前10時ころから七基の山が旧市街地を巡行します。

旧市街地は昔からの建物が多く、大変絵になります。

山車は正午前、片原町交差点付近に集結。一台ずつ交差点内に入場し、最大の見どころである勢ぞろいの行事が行われます。

勢ぞろいでは山を持たない山町である、坂下町の源太夫(げんだい)獅子が最初に披露されます。

交差点入場時、山車の上ではからくりが披露されます。

全7台が勢ぞろいです。予報が悪く天候が心配されましたが、25年は雲一つない晴天に恵まれました。

勢ぞろい終了後、山車は独特のきしみ音を響かせながら、夕方まで旧市街地を巡行します。

御車山祭は、市街地にある關野神社の春季例大祭として挙行されます。神社付近には出店が出され、多くの人が参拝していました。

開催日

毎年5月1日本祭、4月30日前夜祭

撮影メモ

前夜祭ライトアップは午後6時半から午後9時まで、高岡郵便局前、御車山会館内、山町筋観光駐車場の三か所で行われる。御車山会館は、外観からは山車があるようには見えないが、中に入ると山車が展示されている。

本祭は午前10時ころから各山車が自町内を自由運行したのち、午前11時に坂下町交差点にひき揃えられる。午前11時20分から200メートルほど離れた片原町交差点に移動、1台ずつ交差点に入場し勢ぞろいの儀式が行われる。儀式終了後は夕刻まで各山車が旧市街地を巡行する。

片原町交差点での勢ぞろいのみ、場所取りをしたほうがよい。同交差点では、山車は坂下町方面(北東)から入場し、駅方面(南東)を向いて引き揃えられる。そのため、交差点の南東角、南西角で撮影する必要する必要があるが、南東角は行事直前まで路面電車作業員の待機場所となるため、必然的に南西角で場所取りするしかない。南西角の最前列は、25年は午前9時半すぎに埋まった。

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