平川ねぷた

弘前市から弘南鉄道で20分、青森県平川市のねぷた祭りです。ねぶた、ねぷたといえば、青森市や弘前市のものが有名ですが、青森県内では各地で行われています。高さ12メートルの「世界一の扇ねぷた」で有名です。

巡行初日

25年のパレードには全25団体が参加。今年百周年を迎えるという、柏木農業高校からスタートします。

パレードはイオンタウンから平川駅に向けての一方通行で、片道30分くらいかかります。


参加するねぷたは、ほとんどが弘前型の扇ねぷたで、上に人が乗った大太鼓が登場するなど弘前と雰囲気がよく似ています。


あえて特徴をあげるならば、黒を基調とした色使いのねぷたが多いと感じました。

一団体だけ、青森型の人形ねぷたも登場します。他団体のかけ声は「ヤーヤドー」ですが、この団体はかけ声も「ラッセラーラッセラー」、完全に青森です。

青森の人形ねぷたは裏面も人形ですが、平川では巨大な一枚絵になっていました。

平川市役所前の観覧席や終点平賀駅前などの要所では、ねぷたの上部が回る回転技が披露されます。


メインのねぷた以外にも、巨大なきんぎょねぷたや鳥居型のねぷたが参加していました。

前半は中型ねぷたが中心ですが、後半はより大型のものが増えてきます。


園児たちを乗せた、かわいらしいねぷたも。

世界一、は大トリに登場です。

周辺家屋よりはるかに大きいねぷたが、市のメインストリートを練り歩きます。

終了時間が遅いため、青森市宿泊の場合は世界一登場と終電時刻がほぼ同じになるので注意しましょう。

開催日

毎年8月2日,3日

撮影メモ

パレードはイオンタウンから平賀駅までの一方通行で進む。先頭出発は午後7時、最後尾の「世界一」が駅に到着するのは午後9時15分前後。

青森市宿泊の場合、25年現在のダイヤでは世界一の平賀駅到着と終電時刻がほぼ同じになるので留意すること。弘南鉄道の定期最終列車は4分接続で青森行き最終JRに接続しているようにみえるが、駅員さんに尋ねたところ「祭り中は遅れる可能性が高いのでやめてくれ、一本前で帰ってくれ」とのことだった。実際に一本前の平賀21:13発は7,8分遅れで弘前駅に到着し、青森行き接続はぎりぎりだった。最終列車は途中でトラブルが起き、大幅遅延で接続できなかったと後日聞いた。弘前市宿泊の場合、弘南鉄道の定期列車終了後に臨時列車もあり、余裕をもって観覧できる。

平川市役所周辺に有料観覧席あり、駅前周辺は自由席スペース。自由席スペースは当日午後4時から場所取り可。近年は毎年、10日ほど後のお盆時期にも「あどのまつり」があり、世界一のねぷたが登場する。

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